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2014年 新春インタビュー 木村社長に聞く




<アベノミクスの評価>

アベノミクスがスタートして一年余りが経過しようとしています。一年たった時点での評価はどうでしょうか?

社長 結果的にはうまくいっているというべきでしょう。しかし私の知人の経済学者は「別にアベノミクスをやらなくてもうまくいっているのだ」と言っています。隣にいた別の学者が「そりゃ負け犬の遠吠えだ」と言っていました。外的要因、特に米国の経済が順調なので、それに乗っかっているわけですが、政治的には結果ですから。

米国が順調で、ヨーロッパも新興国や中国も大きな問題は顕在化していない。それが外的要因のですが、これが崩れればアベノミクスも崩壊してしまう。

社長 その通りです。

消費税の影響はいかがですか?

社長 楽観的な予測が大半でしょうが、やってみなければわかりません。

浜田宏一内閣参与の講演を聴かれたそうですが、いかがでしたか?

社長 昨年中央大学の招待講演で、多摩キャンパスで行われました。案内が来たので行ってきました。浜田教授はかなり足が不自由そうで、大教室の階段を降りるのをだいぶ苦労されていました。
犬の散歩中に、突然犬が走り出して、転倒したらしいですね。
アベノミクスの評価は、第一の矢はA、第二の矢がB、第三の矢はFをつけると落第点だから、内閣参与を辞任しなければいけないので、Eだそうです。後で司会の方がジョークを解説していました。並べるとABEで安倍になるそうです。

あはは!

社長 昨年日銀のOBの方と食事をしたとき、「浜田教授はどうですか?」と聞いたところ、めちゃくちゃ貶されていました。OBの方はイェール大学卒なので、どうなのかなと思いましたが、やはり白い日銀を批判する浜田教授は許せないでしょうね。「アベノミクスはそのうち大変なことになるから」とおっしゃっていました。
イェール大学はノーベル賞受賞のジェームズ・トービンを輩出した大学で、トービンは浜田教授の指導教授です。トービンはハーバード大学2年の時出版されたばかりのケインズの『一般理論』を読んだそうで、ケインジアンです。正確にはアメリカンケインジアンの先駆けです。浜田教授は講演でもトービンの思い出話をしていました。博士論文を書く時、「文献をあまり読むな」と言われたそうで、「文献より自分の頭で考えることが重要だ」と言われたそうです。

そういう恩師との対話というのは一生心に残るものですね。

社長 私も卒論指導の教授との会話は心に残っています。

どんな言葉が残っていますか?

社長 わけのわからない質問をして、困った顔をされたことをよく覚えています。

社長の場合は半導体工学専攻と聞いていますが。

社長 卒論指導教授は新美達也教授で、慶応大学教授と電電公社の研究所の特別研究室の室長も兼任し、日本の半導体工学の草分けでした。卒論の研究室では、大学院の学生や助手も含めて輪講っていう勉強会をやるのです。半導体工学の基礎理論は量子力学なのですが、ある日量子力学で有名な「不確定性原理」を教授が解説しました。その時手を挙げてわけのわからない質問をして、困った顔をされたのをよく覚えています。私の質問に困って「私もよくわかっていない」と謙虚に言われたのを覚えています。

トービンの話ですが、トービンの理論を簡単に説明していただきますか?

社長 トービン理論の一つは「政策当局者が金融市場で需要と供給を調整する」というものです。
トービン理論はオペレーションツイストと呼ばれます。償還期間の短い証券を売却して長い債券を購入することにより、長期金利の低下を図ることを提言しました。トービンはこの研究でノーベル賞を受賞していますが、ケネディ政権当時大統領経済諮問委員会のメンバーとしてこの理論を実行して、景気後退からの回復に貢献しました。

浜田教授もそのようなトービンの影響でアベノミクスを推進しているということですか?

社長 現在FRBや日銀が取り組んでいる量的緩和はケネディ政権のものより規模が格段に大きく中央銀行が行うものです。トービン理論は公共投資等のケインズ的財政政策の延長線上のものと解釈できるのではないでしょうか?浜田教授とトービンの関係は師弟関係ですがピッタリ合っているわけではないようです。「イェール大学から日本に帰ったら日本の雰囲気はだいぶ違っていた」と浜田教授は話していました。「だいぶ違っていた」ということはイェール大学で学んだのケインズ経済学が、日本ではすでに古いものになっていたということだと思います。

昨年の議論のケインズかマネタリストかという議論でいけば浜田教授はどのような位置にいるのでしょうか?

社長 例のヘリでばら撒くのも、穴を掘って埋めるのも同じではないか、という議論ですね?

昨年も一昨年も3年前もこの議論をやっていますね。でも大好評なものですから。

社長 今アベノミクスを支持している学者やエコノミストは第一の矢つまり金融政策を勿論支持しているのですが、第二の矢、財政政策を支持するかどうかで二つに分かれると思います。浜田教授、岩田規久男日銀副総裁などのアベノミクスの中核にいる人達はリフレ派と呼ばれますが、この人達は第二の矢、財政政策反対の人達です。これに対して麻生太郎や大阪大学教授の藤井聡は財政政策賛成の立場の人達です。浜田教授は講演でもマンデルフレミングモデルをあげて、国際金融が自由な変動相場制の元では財政政策は効果が薄いと明言していました。財政政策に積極的の人達をケインジアンとして、消極的な人達をマネタリストとするのはわかりやすいので、そのような説明を昨年しましたが、ただしこの分類は正確さを欠く分類です。マネタリスト的とケインズ的という表現をすればまだ行けるとおもいます。経済学はケインズやマネタリズムを経てさらに様々に発展しています。しかもさまざまに交錯していますから、簡単にレッテルをはると、わかりやすいのですが、語弊を生んでしまいます。

昨年のインタビューであげられたポール・クルーグマンはどちらですか?

社長 マネタリストかケインズかで話をすると誤解が生じますので、財政政策支持か不支持化で話をしますと、クルーグマンは最初財政政策に冷ややかだったけど、後で財政政策も支持しているので、財政政策支持ですね。それで前のFRB議長ベン・バーナンキ前FRB議長は昨年のインタビューで財政政策不支持といいましたが、どうも支持しているようです。バーナンキの師匠はかのマネタリズムの御大ミルトン・フリードマンなのですがね。日米でリフレ派の中心人物が財政支持と不支持に分かれるのですね。

マンデルフレミングモデルとは一体何でしょうか?

社長 マンデルフレミングモデルは為替の固定相場制や変動相場制における金融政策や財政政策の国民所得に与える影響を示す数理的モデルです。結論は「固定相場制では金融政策は効果が薄く財政政策は有効、変動相場制では金融政策が有効で財政政策は効果が薄い」というものです。ロバート・マンデルとジョン・マーカス・フレミングにより提唱されました。ロバート・マンデルはノーベル賞を受賞しています。

竹中平蔵教授はどちらですか?

社長 竹中教授は財政政策に消極的です。金融政策大賛成で、「期待は自己実現する」という命題を唱えています。そして彼の場合第三の矢、成長戦略に強い思いがあります。成長戦略でも規制緩和ですね。小泉改革の構造改革の立役者ですから。また浜田教授は竹中平蔵流の構造改革は必要不可欠と言っています。

アーそうですか、竹中教授と浜田教授は構造改革で一致しているのですか?とすると竹中教授を批判していた人達は浜田教授を批判しなければ辻褄があわないですね。

社長 格差拡大とか、新自由主義とか言っていた人達つまり構造改革反対派は一杯いますから、だから成長戦略は評価がEなのです。ただ竹中教授と浜田教授の違いは「インフレ期待」とか「期待」というところで違いがあるのではと思います。浜田教授は「インフレ目標に拘るのはリフレ派が合理的期待形成派に毒されているのでは」と講演で言っています。つまり合理的期待形成派と一線を画しているのです。それに反して竹中教授は「期待は自己実現する」と合理的期待形成派のスローガンを強調しています。

「インフレ目標に拘る」というのは2年で2%が日銀の目標ですね。

社長 「達成しなければ、辞職する」と日銀副総裁はいっていますが、「達成しなくても景気がよくなって、失業率が下がればいいでしょう」というのが浜田教授の意見です。あるところで、浜田教授がそう言ったら、合理的期待形成派の学者、東大の伊藤隆敏教授や早稲田大学の若田部教授から猛反発を受けたと浜田教授は講演で言っていました。

アベノミクスを推進する人達には第二の矢に賛成の人たちと、消極的な人達がいて、そして消極的な人達のなかにインフレ期待を強調する人達と強調しない人達がいる、ということですか?

社長 そういうことです。浜田教授は講演で「トービンは物価目標なんていらない。物価で中央銀行を縛る必要はないと言っていた」と説明しています。


ロバート・ルーカス シカゴ大教授

合理的期待形成について少し説明していただきますか?

社長 期待は英語のexpectationの訳ですが、これは訳の間違いで「予想」と訳すのが正しいといわれています。「期待」をマクロ経済に導入したのはロバート・ルーカス、シカゴ大学教授です。教授は合理的期待形成の研究でノーベル経済学賞を受賞しています。またニューヨーク大学のトーマス・サージェント教授も合理的期待形成の研究でノーベル経済学賞を受賞しました。「市場経済を構成する経済主体(個人や企業)は、もっとも望ましい選択を行う」というのが合理的期待形成派の仮説です。マネタリズムが「ケインズ的財政政策は長期的に成立しない」としたのにたいして、合理的期待形成派は「短期的にも成立しない」としています。前提条件があまりにも現実から離れているという批判がよくされます。リフレ派の中でインフレ期待を強調する人達は、リフレ政策を合理的期待に基づく政策と考える人達です。先ほど言ったように日本では東大の伊藤隆敏教授や早大の若田部教授が有名です。

「期待を強調すれば物価目標の達成が至上課題となる」ということですか?

社長 そこでリフレ派は二つに分かれます。元々「インフレ期待」は合理的期待形成派のトーマス・サージェント教授が言い始めたことです。「政策レジームの変更」という言葉も彼が言い出した言葉です。ただし彼が言ったのはハイパーインフレの抑制に「インフレ期待の低下が重要な役割を果たす」ということです。それをポール・クルーグマンがひっくり返して、デフレ脱却の方法に使う事を提案してノーベル賞を獲得しました。

本家本元をひっくり返したわけですか?ひっくり返しても本家本元が作ったものに間違いない。

社長 使用先をひっくり返したわけで、方法そのものは本家本元の発明です。頭につける育毛剤を眉の薄い人が眉に使ったようなものです。

サージェントが開発した頭の育毛剤を、クルーグマンは眉に使う事を提案した。

社長 その通りです。むしろ眉の育毛剤を需要の多い頭に使った、としたほうがピッタリかもしれません。

<ヒッグズ粒子発見以後>


昨年の新春インタビューで反響の大きかったのはアベノミクスですが、今回のインタビューでさらに深いところに迫れたと思います。次に反響のあったのは現代物理学の話です。

社長 ヒッグズ粒子以後ということで、超対称性粒子と余剰次元についてお話しましたが。

それをさらに詳しくやりたいと思いますが、超対称性粒子からいきましょうか。欧州合同原子核研究機構(CERN)は超対称性粒子の探索をどのようにおこなっているのでしょうか?

社長 CERNの巨大加速器LHCで超対称性粒子を作りだそうとしているのですが、陽子と陽子を衝突させると超対称性粒子が発生する可能性があると考えられています。この超対称性粒子は崩壊してさらに様々な別の素粒子に変化します。その中にはダークマターの有力候補の超対称粒子ニュートラリーノが含まれている可能性があります。

そのニュートラリーノを検出するのですね。

社長 残念ながらニュートラリーノは現在の検出器にはかかりません。しかし同時に発生した様々な粒子を観測すれば、すり抜けたニュートラリーノを知ることができます。実際には発生した粒子の運動量を観測します。運動量保存の法則で、衝突前の運動量の総和はぶつける陽子の運動量の和です。衝突後は観測粒子の運動量の総和とニュートラリーノの運動量の和が総運動量です。観測した運動量に、衝突前と後で差異がでれば、ニュートラリーノの存在が推定できます。

この実験は現在も継続して進行しているのですか?

社長 LHCの実験は2010年3月に始まりましたが、昨年2月に第一期実験を終了しています。残念ながら第一期実験では超対称性粒子は発見されていません。第二期実験が来年から開始されます。第二期では改良され衝突エネルギーは大幅にアップします。第二期での発見を期待しますが、第一期実験の実験結果から見て、衝突エネルギーが大幅に足りないのではと言われています。とすると、LHCでは無理という話になります。

見つからない、というか、存在しない可能性もあるわけですね?

社長 超対称性粒子というのはあくまで仮説ですので、見つからないと、仮説があやしいと思う研究者も出てきます。

そもそも超対称性粒子というのはどのような仮説なのでしょうか?

社長 超対称性粒子の説明の前に、昨年の復習ですが、超対称性が脚光を浴びているのは、暗黒物質(ダークマター)の有力候補だからですね。

暗黒物質は宇宙に通常の物質の4~5倍ほどありそうで、暗黒エネルギーとともにこれがわからないと宇宙を把握したことにはならない。

社長 そうです。その通常の物質というのは水素やヘリウムの原子ですが、暗黒物質は原子ではなさそうなので、ニュートリノとかが候補としてあがりますが、ニュートリノ仮説はいろいろ問題もありそうなのです。それで今まで考えられていない素粒子を考えるわけです。今まで考えられていない素粒子とは、標準モデル以外の素粒子ということです。それが超対称性理論に基づく超対称性粒子です。

標準モデルの素粒子に一対一で対応する超対称性粒子が仮定されているところまで理解しています。

社長 素粒子はスピンという属性を持っています。簡単に言うと地球の自転のようなものです。標準モデルでは18個の素粒子がありますが、それぞれにスピンの違う超対称性粒子が対応して考えられています。その中で一番軽い3種類の素粒子(フォティーノ、ジーノ、ヒグシーノ)がニュートラリーノと呼ばれ、暗黒物質の有力候補として考えられています。

「自転のようなもの」とは自転ではないということですね?ではそれは何なのですか?

社長 素粒子が位置を移動すれば運動量や運動エネルギーを持つのですが、位置を移動しなくてもそれ自身で運動量や運動エネルギーを持っているということです。地球の自転は地球が公転しなくても運動しているわけですから似ているのですが、素粒子がなぜどのように自身の運動、つまりスピンを持つのかは実はよくわかっていません。しかし観測では自身の運動が確認されているのです。

どのような観測で確認されるのですか?

社長 原子から放出される電磁波のスペクトルは分光器で観測できるのですが、単一波長のスペクトル線が原子に磁場をかけると複数のスペクトル線に分裂します。その現象をゼーマン効果と言います。たとえばナトリウム原子でゼーマン効果を観測すると量子スピンが関与するスペクトル線分裂が観測されるそうです。
ゼーマン効果を発見したピーター・ゼーマンは1902年にノーベル賞を獲得しています。ただしゼーマンはゼーマン効果を発見したので、観測結果からスピンの存在が推論されるのは、後世量子力学が確立されてからです。




<余剰次元>

余剰次元の話に移っていいでしょうか?余剰次元は我々の感じている空間プラス時間の4次元以上の次元ということですが、異次元の世界があるのはSFで出てくるのでよくわかりますが、どうもそういう話ではないみたいですね。

社長 異次元の世界が隣にあることも余剰次元の話の中にはあるのですが、それよりミクロな世界に余剰次元が存在する、つまり我々が見ているこの世界をかなりのミクロで見ていくと存在するという話のほうが重要らしいのです。

我々の世界に存在するけども、あまりにミクロなので観測できないということですね。という事は電子顕微鏡でも見えないということですね?

社長 トンネル走査顕微鏡でも見られません。異次元の話は昔からあるのですが、超弦理論というのが脚光を浴びるようになってからはSFでなくて、物理学の現実問題になってきました。超弦理論というのは、素粒子は点ではなく、超短い紐でできているという理論です。そのように考えると現代物理学で解けていない難題が次々と解けてしまうという魔法の杖みたいな話です。超弦理論の方程式は、素粒子は紐でできているという視点から作られたのもですが、その方程式をある学者(マイケル・グリーン:英国ケンブリッジ大教授)が触っていたら、一般相対性理論と量子力学の方程式がその方程式の中に組み入れられているのを発見しました。一般相対性理論と量子力学は水と油みたいなものだから、これは大変な話になりました。超弦理論は多次元の話ですから、余剰次元がSFの世界から物理学の現実世界に踊り出ました。

アインシュタインは死ぬまで量子力学を認めなかったですから、今頃は天国で唸っているでしょう。

社長 天国で「それでも神はサイコロを振らない」と言っているかもしれません。

現代物理学のどのような難題が解けるのですか?

社長 宇宙の始まりとかブラックホールの底の問題とか、さらに自然界の力の大統合というような大問題を解けるのです。そして暗黒エネルギーの問題に糸口を見出す可能性があります。

その余剰次元の探索もCERNのLHCの重要なテーマですがどのように探索しているのでしょうか?

社長 探索方法がいくつかあるみたいのですが、第一の方法はLHCでブラックホールを生成させるというものです。ブラックホールを加速器で作り出せる物理理論は、余剰次元をもった理論以外には知られていないそうです。

LHCで作られるブラックホールが危険だという話がでたことがありますね。ミステリー小説か映画の主題にもなりました。

社長 LHCのブラックホールが地球を飲み込んでしまうという話です。生成するブラックホールは極めて不安定でホーキング放射を起こしてすぐに蒸発してしまいます。このホーキング放射を観測できれば、ブラックホールが生成された証拠となります。
もう一つの方法は、重力が余剰次元方向に染み出るという現象を観測しようというものです。自然界の力は4種類ありますが、そのうち重力だけは、余剰次元方向に染み出るそうです。重力の元になる重力子が絡んだ現象を加速器実験で作りだすことができれば、重力子が余剰次元方向にエネルギーを持って逃げていくため、エネルギー保存則に反するように見えるのです。

重力子というのは自然界の四つの力のうち重力を伝達する仮説上の素粒子ですね。

社長 重力子はグラビトンとも言いますが、標準理論では四つの力はそれぞれ力を媒体する素粒子を持っています。そのうち余剰次元に染み出るのは重力子だけだそうです。三つ目の方法に話をうつしますが、カルツァ・クライン粒子と呼ばれる粒子を加速器実験で生成する方法です。この粒子は余剰次元方向に飛ぶことができ、飛んだ痕跡を観測すれば余剰次元の証拠になります。

余剰次元も第一期実験では見つかっていませんね。第二期に期待するということですね?

社長 そうです。余剰次元とブラックエネルギーの関連ですが、余剰次元が存在すると、ミクロの余剰次元が存在する話はしました。マクロの余剰次元も可能性が出てくるのです。 これはSF的なのですが、別の宇宙が存在するという話です。重力子は余剰次元に染み出すことができるので、別の宇宙から染み出た重力子が我々の宇宙に入り込み、それがダークエネルギーとなっている可能性も出てくるのです。

やはりSF的になりました。多重宇宙、パラレルワールドという話です。話は盛り上がってきたのですが、時間となりました。例年のインタビュー反響が結構ありまして、今回も反響ありそうです。しかし、録音をテキストに落とすスタッフは今回大変です。内容が濃いし、かなり専門的になりましたから。

社長 そこは間違っているというご批判も、私にとってはいい勉強になりますのでうれしいです。