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東京マリーンロータリークラブ例会卓話

テーマ 「ロボット開発最前線」
日時 2011年2月1日
会場 ザ・プリンスさくらタワー東京


卓話の要約

<ロボットブーム>

* ブームの火付け役はホンダのアシモとソニーのアイボである。
* ホンダは1995年12月、二足歩行ロボットP2を発表した。P2はP3を経て2000年11月にアシモと銘打ってデビューした。
* ソニーのアイボは1999年6月インターネットでの販売を開始したが、20分で最初のロット3000台を完売した。
* 2005年の万博では日本ロボットオンパレードの状況だった。様々なロボットが会場内で実働した。接客ロボット、警備ロボット、掃除ロボット、チャイルドケアロボット、ゴミ箱搬送ロボット等々。
* 2006年経済産業省はロボット大賞を創設した。晴れの初回の大賞は富士重工の自律式掃除ロボットが獲得した。
ロボットブーム

<ホンダ製人間型ロボット:アシモ>

* ホンダは2000年にアシモをデビューさせ、2005年に新機能のアシモを発表した。新機能アシモは時速6kmで走行し、人間と手を繋いで歩いたり、飲み物を運んだりした。
* 2009年ホンダは脳インターフェイスのアシモを発表した。
* 人間が考えていることを脳波や脳血流など脳の情報から読み取り、機械に伝達する先端技術、BMI(ブレイン・マシン・インターフェース)。このBMI技術の研究に取り組むホンダの研究開発子会社であるホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン(HRI-JP)、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)、島津製作所の3社が2009年3月31日、考えるだけでロボットを制御する新技術を発表した。
* 発表された技術は、脳情報のなかから脳血流と脳波の2要素をスキャンし、人間が考えていることを推測してロボットにコマンドを伝え、ロボットを実際に動かすというものだ。読み取りを行う思考は4種類。右手、左手、足、舌を動かすという動作の意図に反応するのだ。
ホンダ製人間型ロボット:アシモ

<国家プロジェクトの人間型ロボット:HRP>

* 独立行政法人産業技術総合研究所等が国家プロジェクトとして開発した。
* 2004年にHRP-2Pが発表され、デモンストレーションで、人間と協調しての作業や、転倒しても起き上がる動作をした。
* 2005年機動警察パトレイバーで有名な出渕裕がデザインしたHRP-2 Promet(プロメテ)を発表した。
* 2009年に発表されたHRP-4Cは。身長158センチ、体重43キログラム。身長は日本人成人女性の平均身長である。
* HRP-4Cの顔は、産総研の女性職員5名の平均顔から作製された。顔の製作はアクトロイドの製作会社である株式会社ココロが担当している。
* HRP-4Cは、2009年7月22日には大阪のリーガロイヤルホテルで行われたファンションショーでウエディングドレスを着てモデルでビューし、その場で「未夢(ミーム)」という愛称が発表された。
* HRP-4C は、CEATEC JAPAN 2009ではヤマハの音声合成システムVOCALOID(喋りにはVOCALOID-flexを使用)を使い合成音声を併せたデモも行われた
* 「デジタルコンテンツEXPO 2010」で、美少女ロボット「HRP-4C未夢(ミーム)」が披露した歌と踊りは、想像を超えていた。
* 歌声はVOCALOIDで再現し、ダンスは、専門知識がなくても振り付けできる新開発のソフトで実現した。会場で目の当たりにした人から、驚嘆の声が上がった。
国家プロジェクトの人間型ロボット:HRP