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東京京浜ロータリークラブ例会卓話

テーマ 「ロボットセラピー:パロ体験プロジェクト」
日時 2010年07月20日
会場 グランドプリンスホテル高輪



卓話の要約

<体験プロジェクト>

 京浜RCは、パロ体験プロジェクトを、区立品川児童学園で6月15日に行いました。児童20名に、父兄7名も参加しました。父兄も参加することで、新たな体験となりました。じつはこの企画は京浜RCより前に、昨年2610地区の南砺RCによって行われました。パロによるロボットセラピーは老人に対するものがほとんどで、まれに小児入院患者に対して行われたことがありますが、障害児に対するのは、2610地区、南砺RCの企画が最初と思われます。

<ロボットセラピー>

  •  アニマルセラピーは従来欧米では活発に行われてきましたが、治療に利用するAAT(動物介在療法)以外に、治療行為ではなく、動物と触れ合うことを目的としたAAA(動物介在活動)があります。ロボットセラピーは治療を目的とするより、患者の精神的負担の軽減等を目的とするものですが、最近認知症などの治療に用いる試みもなされています。ロボットセラピー三つの効果とは、心理的効果(元気づける)、生理的効果(血圧、ストレスが軽減される)、社会的効果(人間関係の改善)です。これらの効果を何らかの方法で測定や検証することにより、様々な実証実験が行われています。

<実証実験>

  •  産業総合研究所のグループが最初に実証実験を行ったのは筑波大学付属病院小児科病棟と筑波市ディサービスセンターでしたが、その後国内で多くの実証実験やロボットセラピーが様々な組織によって行われています。海外では2003年スウェーデン・カロリンスカ病院を皮切りに欧米20カ国で数多くの実証実験が行われています。最近では2007年からデンマークの国立認知症センターの実証実験が特筆に価します。センターは12体のパロを購入して実証実験を行っています。米国では海軍所有の老人養護施設で実証実験が行われ、注目を浴びています。ニューヨークタイムズは、最近トップページ、カラーでパロの紙面を組みました。日本大使館、領事館の人達もびっくり仰天しているそうです。

<京浜RC今後の取り組み>

  •  まずは数をこなして、経験を積むことが重要です。大学の研究室の援助を受けることも意味があるかもしれません。腕を磨いてエキスパートになったら、海外遠征もいいかもしれません。交換留学生、アントワーヌ君の故郷のフランス、ムーラン市のRCと共同して、ムーラン市の介護施設でセラピーをやったらいかがでしょうか?