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帝国ニュース「クローズアップインタビュー」

―創業72年、精神はベンチャー

 東証2部上場の「日本抵抗器製作所」の連結子会社である当社。「日本抵抗器」グループは創業72年を迎える。抵抗器、センサー、ハイブリッドIC、電子機器などを製作、販売し、技術・経験を蓄積してきた当社は、現在4つの柱で事業を展開する。トイレの温水洗浄機など、見えない部分ではあるが、あらゆるところでエンドユーザーに貢献している当社製品。高度な技術集団を率いる木村社長に話を聞いた。

―どんなところに御社の製品が使われているのですか。

 トイレのヒーター、温水洗浄機や無接触の位置センサー、また、給湯機凍結防止ヒーターや自動車のハイブリッドIC回路など多岐にわたっています。

―そのうち、注力されている商品は。

 どれか一つの製品に力を入れるということはありません。すべての事業に対し同じくらい力を注ぐようにしています。なぜなら、今日は好調な分野であったとしても、明日はそうであるとは限りませんから。売れている商品があっても常に危機意識を持ってきたことで今日の当社があると思っております。また、4つの事業のほか、積極的に新規事業を立ち上げています。創業は古いですが「ベンチャー精神」を持って取り組んでいます。

―長年にわたり事業を継続してきた秘訣ですね。

 売れる商品は5年から10年の間に変動します。そのためには、一つの分野に固執しすぎてはならないと思っています。技術・ノウハウの蓄積をして、抵抗器など昔から扱っている分野も手がけつつ常に新しい分野にも目を向け、古くて新しいバランス感覚を保ちたい。また、ヒーターと電機両方を知り尽くしているからこそ実現できる製品もあります。その際、ヒーターと電機が起こすあらゆる事態や危険性を想定して多少コストアップしてでもより安全な製品の提供に努めています。

―御社の目指す姿は。

 ノウハウの蓄積という部分で、終身雇用を重視しています。私は"知価共同体"と呼んでいますが、終身雇用で社員の結び付きの強い組織を目指しています。また、老舗企業ということにあぐらをかかず、「ベンチャー精神」を強調していきたい。現在持っている技術が明日どんな形で生かせるのか分からないなかでも、先端企業という気概を持ち、可能性のある分野へは積極的に進出していくつもりです。

 その言葉通り、センター部門を応用した、癒し効果をもたらす高齢者向けペット型ロボット「パロ」の部品も手がけるなど新しい分野に長年の技術を進化させている「日本抵抗器」。当社グループの技術は日常生活を支え続ける。