HOME > 社長室 > 東京京浜ロータリークラブ例会卓話「第20回木村準コンフィデンシャルレポート:激震原油暴落」

東京京浜ロータリークラブ例会卓話

テーマ 「第20回 木村準コンフィデンシャルレポート:
 激震原油暴落」
日 時 2015年06月16日
会 場 グランドプリンスホテル高輪


卓話の要約

<原油急落で世界は?>

○ここ数年バレル100円を超えた高値に推移していた原油価格は昨年後半急激に下落し、本年3月43ドルと半値以下に達した。
○世界各国の経済にはプラスとマイナス両方の波が同時に押し寄せる。
○日本はプラスの波が強くくる。心配された金融市場の混乱は現在のところ大きな問題はない。
○原油価格の下落は企業業績にプラスに働く。

<どこで生産されるか?>

○原油生産:米国が躍進
 ①米国12.5百万バレル/日②ロシア10.95③サウジアラビア9.51④カナダ4.21⑤中国4.13
○シェールオイルの資源量
 ①ロシア740億バレル②米国580億③中国320④アルゼンチン270m⑤リビア260

<急落の理由>

○供給過剰:米国のシェール大増産、OPEC原産見送り
○需要鈍化:中国の景気鈍化、欧州の景気低迷、史上最高の年間気温
○主因はシェール革命:米国シェールオイルは2010年頃から急増、2014で日量450万バーレル

<陰謀論>どれも信憑性が低い

○米国のシェール革命の鎮静化 ○対ロシア米国とサウジの秘密工作 ○イスラム国の弱体化工作
○対イラン米国とサウジの工作 ○ベネズエラへのサウジ等の工作  ○メジャーの陰謀

<三重苦にあえぐロシア>

○三重苦:原油安、経済制裁、ルーブル安
○中露接近:中露首脳会談(2014/5/20)事実上の同盟関係で合意、天然ガス供給契約締結
○北朝鮮への接近、拉致問題交渉に影響

<露中間エネルギー取引の進展>

○2013/03月 原油の大量輸出入協定合意    ○2014/5月 ガス輸出入契約合意(東回り)
○2014/11月 ガス追加輸出入契約合意(西周り)○中国資本:シベリア油田開発参入の動き

<中露軍事協力の拡大>

○海軍合同軍事演習 ○最新兵器の供与(地対空ミサイルS400、戦闘機スホイ35)

<ロシアの警戒心>

○対立の歴史 ○文匯報(2013/7/8)ロシアに奪取された領土の回復戦争(2055-2060)の必要

<ロシア政治学者:ルキャノフ氏>

○ロシアは中国への警戒心は強い ○プーチンは中国、日本のバランス外交
○日本との関係を損なう気はない。