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電脳社会と文明"CYBERWORLD AND CIVILIZATION"


a lecture meeting.

10月3日、木村社長は富山大学での電気化学会で、特別講演「電脳社会と文明"CYBERWORLD AND CIVILIZATION"」をおこないました。以下はその内容の要約です。

空洞化

a speaker.

空洞化への企業の対応は:リストラ(コストダウン):市場発掘(国内市場シェアーアップ):海外進出:研究開発:雇用調整等であるが、企業の情報武装化もまた重要な対応策である。そして国策としても情報化は有効な策であるが、その時アメリカニズム(アメリカ文明)にどう対応するかが、大きな課題となる。
製造業の地滑り的海外シフトは、今後多くの雇用減少を引き起こすが、空洞化は製造業のみならず、金融、証券、運輸(空と海)、メディア、対日投資、 ハイテク、人材、本社等でも起こる可能性がある。

日本の抱える3重苦は、バブル崩壊の後遺症、 財政赤字、空洞化である。

日本の進むべき方向としてバーチャル国家というイメージがある。

情報ネットワーク化が空洞化対応のKEYである。

ブームは終わった

lecture

マルチメディアが成長分野として数年前に騒がれたが、その中でもインターネットの急成長は著しい。しかし、ニューズウィークの7月3日号は「ブームは終わった」という特集を組んでいる。そして記事は「いま企業はインターネットからイントラネットに目先を変えている」といっている。

イントラネット

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従来の社内システムとしてグループウェアがあるが、これもイントラネットへと進化する。

イントラネットは、JAVAが導入され、EC(電子商取引)へと繋がっていく。

ECは主として企業と消費者間の電子的取引をいうが、物の取引以外に、物以外の取引がおこなわれる。
ソフト、映像、音楽、チッケット、証券、保険などがそれである。

ECの問題点は 電子決済、女性のアクセス、コストである。

電子決済には、電子小切手、クレジット方式、デビット方式 、ICカード型、ネットワーク型がある。

ECの影響 は物流、商流、金流 と経済のあらゆる分野へわたるが、金融へのインパクトが一番大きい

電脳化の本質

give a talk

電脳空間(Cyber Space)という言葉はウイリアム・ギブソンが1987年SF小説『Neuromancer』 で使ったのが最初である。

唯石論:世界(歴史)は石(集積回路)で動いている。

ムーアの法則: チップの集積度毎年2倍、超格子素子等が開発されるとさらに集積度は上がる。

電脳化の根本を遡れば、集積回路の発明、トランジスターの発明となり、そして量子力学の確立へとたどりつく。

電脳社会と文明

電脳社会のイメージを最初に表現したのは マーシャル・マクルーハンであり、現在もアメリカではその影響力は大きい。モザイク、クール、グローバル・ビレッジ、ネットサーフィン、等の電脳用語の多くは、マクルーハンの造語である。

ピーター・ラッセルとグレゴリー・ストックは、地球規模のネットワークのイメージをえがいている。

ニコラス・ネグロポンテは、社会のデジタル化をえがいている。

現在起こっているパラダイム変換は次のようなものである。

産業:工業化から脱工業化
経済:エネルギーから情報
技術:半導体工学、情報技術
物理学:ニュートン力学から量子力学
哲学:近代から脱近代

ハンティントンの『文明の衝突』は電脳社会で、国家やイデオロギィが弱体化しても、文明は強く現れる事を暗示している。

日本の変革のテーマは、行政システム、社会構造、社会インフラ、研究開発、教育である。

日本の変革とは、55年体制の変革なのか、40年体制の変革なのか、明治体制の変革なのか、天皇制をふくむ日本文化の変革なのか、議論は分かれている。

変革は何を目指すのか、 個人主義なのか、民主主義なのか、資本主義なのか、保守主義なのか

私見:日本の課題 は大胆な変革と文明の保守である。