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パネルディスカッション「未来技術と心」

主 催 (社)富山県電子電機工業会
日 時 平成13年9月21日(金)15時~17時30分
場 所 富山県 富山第一ホテル
テーマ 「未来技術と心」


富山県電子電機工業会の主催により「未来技術と心」というテーマでパネルディスカッションが行われました。パネリストにフリージャーナリストの田近伸和さんと東京女子大学文理学部哲学科教授の黒崎政男さんをむかえ、コーディネーターは富山県電子電機工業会の副会長でもある木村社長が務められました。
木村社長の夢の中に出てきた西暦2500年の人類の半分がアシモになっている世界で、「アシモに心はあるのか」という問題提起からディスカッションが始まりました。

ヒューマノイド(人間型ロボット)に人間並みの知能・感情・意識・心が持てるのか?
なぜヒューマノイドなのか?
人工知能は実現できないのか?
身体がないとデータだけでは物事を理解できないのでは?
鉄腕アトムは望み薄?
常識や暗黙の知識をロボットに教える(明示的に表す)のは困難
ロボットに心を持つことは不可能、しかし我々は心をもつ存在として受け入れてしまうが、あくまで“もどき”であることを認識しておく必要がある


このような内容でディスカッションが進められ、途中で参加者から次のような活発な質問がありました。

仕事に役立つロボットはどのような産業に使われるか?
ロボットを買って楽しむ心理はどのようなものか?
ロボットが人間に与える心の面の弊害は無いのか?
ロボットに心を理解させる必要があるのか?
ロボコップの様に脳は人間、体は機械ということが可能か?
それが可能ならそれはロボットと呼べるのか?
命令を忠実に実行する鉄人28号と意志をもった鉄腕アトムを比較して、人間が望んでいるのは鉄人28号ではないか?
仮にロボットが意志をもったとしたら、人間はそれをどこまで許容できるのか?
現在作られている2足歩行ロボットの意義はどこにあるのか?


これらの回答をふくめて、参加者も大きな興味を持って聞き、予定終了時間も超過してしまうほど意義のあるディスカッションとなりました。

パネリスト紹介

クリックで拡大表示します。 田近伸和(たじか のぶかず)氏
フリージャーナリスト
1953年生まれ
県立富山高校卒
東北大学工学部建築学科卒
日経マグロウヒル社(現 日経BP社)勤務を経て1982年にフリーに。
現代科学、現代思想を独自に追及するとともに、現代社会における個人の自立的な生き方を追求している。一級建築士でもある。
主な著書 『苦悩する「科学」』(ぶんか社)『未来のアトム』(アスキー)


クリックで拡大表示します。 黒崎政男(くろさき まさお)氏
東京女子大学 文理学部哲学科 教授
1954年仙台市生まれ
東京大学文学部哲学科卒業。同大学院博士課程修了。
専門のカント哲学を軸に、人工知能、電子メディア論、カオス理論、そして生命倫理など、現代的諸問題を哲学的に論じている。
主な著書 『哲学者はアンドロイドの夢を見たか』(哲学書房)『ミネルヴァのふくろうは世紀末を飛ぶ』(弘文同)他


コーディネーター
木村準
(株)日本抵抗器製作所 取締役社長
(社)富山県電子電機工業会 副会長


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木村社長の問題提起によりディスカッションスタート
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田近氏
 
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黒崎氏
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会場からの質問
 
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真剣に聞き入る参加者