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EC(電子商取引)最前線-木村社長に聞く(1)


meeting

編集部 シリコンバレーからお帰りだそうで、帰国早々、時差ボケの所を申し訳ございませんが、ホットなお話をお聞かせください。

社長 最初バンクーバーで電子商取引(エレクトロニック・コマース)の会議に出席して、その後シリコンバレー近辺で3社回ってきましたが、何から話したら良いでしょうか。

編集部 まずはバンクーバーの会議からお聞かせください。

社長 850人ほどの参加者がいたようですが、10の基調講演、18のパラレルセッションが行われました。電子マネー、電子金融や、インターネットの商業利用というのがテーマとしては多かった様です。いずれにしても、ものすごいことが起こる、大変だよって感じです。展示ではモンデックス社のカードマネーの展示が目立ちました。カナダでも今年から、ゲルフという学術都市でモンデックスマネーが使用されるそうです。

編集部 会議で印象に残った内容はどういうものでしょうか。

社長 とにかくどんどんいっちゃうよという話ですが、中国の国家的情報プロジェクトの話には特に興味を持ちました。

編集部 シリコンバレーではどんな会社を訪問されましたか。

社長 最初訪問したのがゴルフウェブという会社で、インターネットでゴルフ情報を提供するベンチャー企業です。次にオープンコマースというベンチャー企業を訪問しましたが、インターネットで簡単にEDI(電子的データ交換)を行うソフトを開発していました。また、全米第2位の巨大銀行のバンク・オブ・アメリカでも、話を聞いてきました。

編集部 お持ちのそのカードは何でしょうか。いわゆるICカードですか。

ICCard

社長 バンク・オブ・アメリカでお土産にもらってきました。水泳の選手の絵の描かれたカードは、オリンピック期間中アトランタ市内で使われる、ビザキャッシュと呼ばれる電子マネーです。150万枚ほど発行して、地下鉄、会場、市内1,500以上の飲食店、商店で利用できるそうです。これは見本ではなく、5ドルの本物です。

編集部 使ってしまえばオリンピックのお土産にもなりそうですね。

社長 こちらの青いのは、バンク・オブ・アメリカが企画している電子マネーの見本です。高周波を発信するものもあって、電子マネーとして使えると同時に、IDカードでも使えます。実際バンク・オブ・アメリカでIDとして使っています。ドアの前のセンサーに近づけるとドアがぱっと開くという具合です。

ICCard

編集部 ゴルフウェブはどうでしたか。現在インターネットビジネスはどこもうまくいっていないと聞いていますが。

社長 ゴルフウェブは、うまくいっている数少ない例です。月に70万人がアクセスしてくるそうです。ゴルフ情報の提供だけでなく、ゴルフ用品のインターネットショッピングもやっています。

編集部 オープンコマースはいかがでしたか。

社長 社長のロバートフランクは元空軍大佐で、CALSの開発担当の一人だったそうです。EDIというのは高いコストがかかりますが、インターネットとパソコンで簡単にやろうというものです。これなんかは我社でも使えそうですね。

編集部 今回の訪問も加えて、エレクトロニック・コマースについてどのようにお考えですか。

社長 単なるブームという意見もありますが、私はどんどんいってしまう、という意見です。乗り遅れてはいけないということです。社会や世界がECの出現によりどのように変化するかが、興味のあるところです。政治や経済、人類の歴史も、これによって大変革するでしょう。

編集部 そうですか。胸のワクワクするというか、興奮するような話ですね。

社長 いいえ、本当は恐ろしい話なのです。